NEW! ほっとあいずオフィス

今までの「ホーム・グラウンド」だった、MARUTA から、ココへ引越し

Wind factor (直訳: 風の要因)を考える

先ずは、おめでとう!を、日本ジャンプ(Men´s Team)陣& Friends に贈りたい

 

 

と共に、今回のオリンピックで、初めて、採用された「ウィンド(&ゲート)・ファクター」という

モノが、どれだけ?「結果(Results)」に、影響を及ぼしたのか?を、公式の「最終結果表」

を入手したので、その数値を使って、分析してみた。

今回の大会中、戦略的!? に「ゲート・ファクター」を利用する事が、論議になり、結果として、

男子団体の場合は、運営側が、各グループ毎に、ゲートを「上げ下げ」しただけで、チーム

側からの要請は行なわれ無かったので、結果表にも、その数値は記載されていない。

 

結論からいうと、今までの「飛距離点+飛形点」の場合と、ほぼ大きな違いは無い

 

今までは「より遠くへ飛んだ」ということ観ているだけで、直ぐに、誰が勝った!が判ること

が多かったが、目に見えない「風」或いは「ゲートの上げ下げ」という要因を加味することで、

「結果」が、直ぐにワカラナイ。

 

ちょっと、ハラハラ感が増す!ということだろうか。

カングって?考えれば、スポーツは、欧羅巴(ヨーロッパ)では「健全な賭け事」の対象らし

いから、簡単に結果が判っては困る!? という向きの、差しカネ?と考えることも出来る 

 

一方、より健全な考え方としては、「より純粋に、個々の能力を競う!」っていうことで、考

えると、ジャンプの場合、走路の速度+向かい風 or 追い風の違いに拠って、条件が変わ

るのは、確かである。

 

だから、技術的に、ジャンプ場の各所に「風センサー」を設置して、集計も電脳のチカラを

借りれば、瞬時に!その結果を「数値化」することは出来る

アトは、どんな「係数」を使い、どんな「尺度」を持って、何を比べるか?に掛かっている

 

それは、当に!「ルール(法)」を、どれだけ研いていくのか?ということでもあり、それの

その世界の、根幹に関わることと考える

 

細かい分析は、↓ 下記の、結果表の下に続く...


0218_Final_Results(小).jpg

もっと 大きい「結果表」 / 元ネタ(PDF) on データベース of FIS 国際スキー連盟

 

 

Ski Jumping スキージャンプ

Прыжки на лыжах с трамплина / Saut à Ski

Men´s Team 男子団体(チーム)

Командный старт, мужчины / Équipe

 

Final Results 最終結果

Итоговые результаты / Résultats définitifs

 

 1位 11 GER - GERMANY 1回目 519.0 1 /2回目 522.1  2 Total  1041.1 

ビブス     名    前     回   飛距離  距離点  飛形点  ゲート 

  風量

  風点  総得点   グループ 
順位
11-1 WANK A. 1 132.0 72.6 54.5 32 0.36 -3.9 123.2  7  248.7
   260.0   2 128.0 65.4 54.5 33 -0.43 5.6 125.5  6  
11-2 KRAUS M. 1 136.5 80.7 52.5 33 -0.22 2.9 136.1  1  268.1
   271.0   2 134.5 77.1 56.0 34 0.10 -1.1 132.0  1
11-3 WELLINGER A. 1 133.0 74.4 52.5 33 0.15 -1.6 125.3  4  259.2
   267.5   2 134.5 77.1 55.5 34 -0.10 1.3 133.9  1
11-4 FREUND S.   1 131.5 71.7 56.0 32 -0.51 6.7 134.4  2  265.1
   262.5   2 131.0 70.8 55.5 33 -0.34 4.4 130.7  5
      1,061.0 589.8 437.0   -1.0 14.3 1041.1  3.4 

 

 2位  12 AUT - AUSTRIA   1回目 516.5 2 /2回目 521.9  3 Total  1038.4

ビブス     名    前     回   飛距離  距離点  飛形点  ゲート    風量   風点  総得点   グループ 
  順位
 12-1  HAYBOECK M.  1 134.0 76.2 54.0 32  0.23  -2.5  127.7  3  258.1
   264.0    2 130.0 69.0 55.0 33  -0.49  6.4  130.4  3  
 12-2  MORGENSTERN T.  1 129.0 67.2 54.0 33 -0.24  3.1  124.3  2  254.2
   262.5    2 133.5 75.3 56.0 34  0.13  -1.4  129.9  2
 12-3  DIETHART T.  1 136.0 79.8 57.0 33  0.07  -0.8  136.0  1  266.2
   268.5    2

 132.5

73.5 55.5 34  -0.09  1.2  130.2  2
 12-4 SCHLIERENZAUER G.  1 128.5 66.3

 55.5

32  -0.51  6.7  128.5  5  259.9
   260.5    2 132.0 72.6 55.5 33  -0.25 3.3 131.4  4
       1,055.5 579.9 442.5   -1.2 16.0 1038.4  2.8

  

 3位  8 JPN - JAPAN    1回目 507.5  3 /2回目 517.4  4 Total 1024.9

ビブス     名    前     回   飛距離  距離点  飛形点  ゲート   風量  風点   総得点   グループ 
 順位
 8-1  SHIMIZU R.   1  132.5  73.5  55.5  32  0.11  -1.2  127.8   2  260.4
   264.0    2  131.5  71.7  55.5  33  -0.41  5.4  132.6   2
 8-2  TAKEUCHI T.   1  127.0  63.6  52.5  33  -0.14  1.8  117.9   5  238.4
   257.0    2  130.0  69.0  53.0  34  0.14  -1.5  120.5   7
 8-3  ITO D.  1  130.5  69.9  54.5  33  -0.45  5.9  130.3   2  257.7
   262.5    2  132.0  72.6  54.5  34  0.01  -0.1  127.0   4
 8-4  KASAI N.  1  134.0  76.2  55.5  32  0.02  -0.2  131.5   3  268.8
   268.0    2  134.0  76.2  55.5  33  -0.43  5.6  137.3   3
      1.051.5 496.5 436.5  

-1.2

15.7

1024.9  3.5 

                          

 4位  9 POL - POLAND   1回目 489.2  4 /2回目 522.6  1 Total 1011.8

ビブス     名    前     回   飛距離  距離点  飛形点  ゲート   風量  風点   総得点   グループ 
 順位
 9-1  KOT M. 1  131.5  71.7  54.5  32  0.11  -1.2  125.0   5  251.8
   260.5   2  129.0  67.2  54.0  33  -0.43  5.6  126.8   4
 9-2  ZYLA P. 1  121.0  52.8  51.5  33  -0.22  2.9  107.2   9  233.5
   253.0   2  132.0  72.6  55.5  34  0.17  -1.8  126.3   3
 9-3  ZIOBRO J. 1  130.5  69.9  54.0  33  -0.30  3.9  127.8   3  257.5
   263.5   2  133.0  74.4  55.0  34  -0.02  0.3  129.7   3
 9-4  STOCH K. 1  130.5  69.9  56.0  32  -0.25  3.3  129.2   4  269.0
   265.5   2  135.0  78.0  57.5  33  -0.33  4.3  139.8   1
      1,042.5 556.5 438.0   -1.3 17.3 1011.8   4.0

 

細か~い事を描くと、個々の「得点」を積み上げて行く!今の「方式」ならば、順当な結果である
「飛距離」で比べて観ると、そのまま!の順位である。

つまり、より遠くへ!飛んだ者が勝つの、法則は変わらない


確かに「印象度」である、飛形点で争ったら、順位が入れ替わる!? が、その前に、遠くへ!が先
である以上、より「平均値が高い方が有利」な、団体戦では、番狂わせは少なくなる


だから、運営側は、手数が掛かって面倒臭い?が、ワクワク感をアップさせるには、ウィンド・ファ

クタの導入は、ワクくは無い

その昔、V字ジャンプが「市民権」を得たとき程の、選手そのモノへの衝撃は無い
 

但し、当に!チーム戦の様相は、より進化(&深化)して、どれだけ?(スキー板に始まる)よい
良い「道具」を仕入れ、風を読む!チカラを研かなければ、勝てない!! 時代になって来ていること

は、確かである

 

話し変わって、この2月の「暴風雪」

 

被災した方々には、ご愁傷様の言葉しか無い!が、多くの「教訓」を残して行ってくれたのも、

確かである 


目に見えて、凄い風が吹いた!ことが判るのが、下の写真
0218_根北峠.jpg

 

一去年から、データ放送が観れるテレビを持ったので、「天気予報」を診るときは、
Dボタンで、NHK!が普通になっている
そんな情報の中で、冬場は「雪道NAVI」 は、1日1回は見ている

北海道の主要な峠の、降雪量の傾向は、ココで判る


地図の、左上の「霧立峠」&「中山峠」と、「根北峠」が、三大 積雪量が多い!地点である
去年の暮れ、北見峠が、爆発的な積雪量を記録していたが、2月に入る頃には、大体、通

年通りの積雪量になっていた

今回の、2回の大雪で、それぞれ「真冬の、200cm」越えをしているか?と思ったら「根北峠」
だけ?152 cm になっている

これだけでも、今回の「暴風」の強さが判る
その為には?日頃の「情報収集」と「自己研鑽」が欠かせ無い!と考えて居る

覚え書:

 IOC The Olympic Games / IOC 日本オリンピック委員会

 国際スキー連盟 FIS http://data.fis-ski.com/
 国際スケート連盟 ISU http://www.isu.org/en/home
 国際アイスホッケー協会 IIHF http://sochi2014.iihf.com/
 国際ボブスレー・スケルトン協会 FIBT http://www.fibt.com/
 国際リュージュ協会 http://www.fil-luge.org/index.php?id=461
 世界カーリング協会 http://www.worldcurling.org/
 国際バイアスロン IBUhttp://www4.biathlonworld.com/en/home.html

 冬季オリンピックの、ちょっとした歴史
 http://maruta.be/Sports/7  ※但し「リンク切れ」有り

 

おまけ! FBユーザーの為の、リスト

 NEW!LISTS UP!!! for Sports

 OLYMPIC  https://www.facebook.com/lists/10200682024451875
 PARALYMPIC https://www.facebook.com/lists/10200682047852460
 SPORTS MEDIA https://www.facebook.com/lists/10200682105253895

 

コッチなら、数値が読める!?

0218_Final_Results.jpg